栽培ライトの距離・逆二乗則による推定

ライトの高さを変えると光量がどう変わるかを推定します。

µmol/m²·s
cm
cm

結果

新しい距離での推定PPFD µmol/m²·s

逆二乗の法則は実際の器具に対する近似です。常にメーカー推奨の距離に従い、PARメーターで確認してください。

最終更新: May 2026 監修: GrowCalc Editorial Team

概要

この推定器は逆二乗の法則を用いて、グロウライトを上下させたときに光強度(PPFD)がどう変化するかを予測します。光強度は距離の二乗に反比例して減衰するため、吊り下げ高さのわずかな変化が樹冠で大きな影響を与えます。

対象となるユーザー

LEDやHID器具の吊り下げ高さを設定する栽培者で、ある距離でのPPFD(スペックシートやメーターから)を知っており、再測定せずに新しい高さでの値を推定したい方向けです。

使い方

  1. 既知のPPFD値と、それを測定した距離を入力します。
  2. 検討中の新しい距離を入力します。
  3. 新しい距離での推定PPFDを読み取ります。
  4. 結果を作物の目標PPFD/DLIと比較し、高さを設定します。

計算例

計算例

ある器具が12インチで1,000 µmol·m⁻²·s⁻¹を出す場合、18インチに上げると強度は約444 µmol·m⁻²·s⁻¹に下がります。これは(12 ÷ 18)² = 0.44だからです。照明を12インチ付近まで下げ戻すと、高い強度が回復します。

使用する計算式

PPFD_new = PPFD_known · (d_known / d_new)² (inverse-square law)

結果の見方

逆二乗の法則は理想化された点光源モデルです。レンズや幅広の基板を持つ実際のLEDパネルはより緩やかに減衰するため、結果は上限の目安として扱い、可能ならメーターで確認してください。

推奨範囲

器具出力別のおおよそのLED吊り下げ距離(メーターで確認のこと)
LED出力目安距離
< 300 W12 – 18 in(30 – 45 cm)
300 – 600 W18 – 24 in(45 – 60 cm)
600 W+24 – 36 in(60 – 90 cm)

よくある間違い

  • 大型のLED基板で推定値を正確とみなすこと。幅広の器具は点光源から外れます。
  • PPFD/DLIの目標ではなく、手の甲で感じる熱で高さを設定すること。
  • 照射範囲の端は中央よりはるかに少ない光しか得られないことを忘れること。
  • HIDからLEDに切り替えた後に近づけすぎ、光による退色(ライトバーニング)を起こすこと。

よくある質問

LEDグロウライトは植物からどのくらい離すべきですか?

ワット数と作物によりますが、中出力LEDで開花期に12〜24インチ、栄養成長期はより遠くが一般的です。距離は当て推量ではなく目標PPFDで設定してください。

グロウライトの逆二乗の法則とは?

強度は1 ÷ 距離²に比例します。距離を倍にすると強度は約4分の1に下がります。点光源では厳密に成り立ち、パネルでは近似となります。

照明を上げたらなぜPPFDがこんなに下がったのですか?

強度は距離の二乗に反比例して減衰するためです。控えめな高さの増加が、はるかに大きな強度低下を生みます。

これはHIDとLEDの両方で使えますか?

コンパクトな点光源に近いもの(HID電球、小型COB)に最も正確で、大型のLED量子基板では近似となります。

樹冠でのPPFDはどう求めますか?

樹冠の高さでPAR/PPFDメーターを使うか、メーカーの距離別PPFDチャートから始めて、この計算機で調整します。